三鷹市牟礼のクリニック『ふじもとこどもクリニック』では、小児科・小児外科を中心に小児泌尿器科(排便、排尿障害、夜尿)に力を入れております。

小児科・小児外科・小児泌尿器科

小児科診療

当院の小児科診療は産院や新生児科をご退院され、ご自宅へ帰宅された後の新生児期から15歳未満までの年齢にみられるさまざまな病気を取り扱います。
最も頻度の高い、咳や高熱をおこす上気道(喉から肺までの呼吸器)に見られる色々な感染症(ウイルスや細菌による感染)、喘息やアレルギー疾患、嘔吐や下痢などを起こす消化器(胃や腸)への感染症、膀胱や腎臓に起きる細菌感染(尿路感染症)などの治療を行います。

小児科の病気は感染症が主体を占めるため、なるべく患者様同士の接触を少なく出来るように工夫を行い、ホームページから順番取りを可能にしたばかりでなく、携帯電話への診察順番とその進行状況をご連絡できるシステムを構築することによって診察が近くなった頃にご来院して頂き、なるべく待合室で長くお待ち頂かないように致しました。
予防接種と乳幼児健診は感染症のお子さんとの接触を防ぐために、午後1時から3時までの別枠を設けております。

予防接種は月曜日・水曜日の午後1時から3時まで、火曜日・金曜日の午後2時〜3時までに接種を致します。通常診療中にも接種は可能ですが、風邪などの感染症のお子様との接触を予防する意味でもこの時間帯にご予約をおとり頂いた上でのご来院をお勧め致します。通常診療中に接種をご希望の方は、事前にご連絡ください。

お子様の予防接種歴をご登録させて頂きますと、次の予防接種予定の日時が近づいた際に接種のご案内をお送りさせて頂きます事が出来るシステムも組み上げました。

予防接種を受ける方へ(保護者同伴のご案内)

予防接種を受ける際は日常生活を共にしている保護者(父母・養親)の同伴が原則になります。
事情により保護者以外(接種する人の健康状態をよく知る祖父母等)が同伴される場合には、委任状(特定の書式はありません。委任する旨と日付、署名を記載したもの)をご持参ください。
委任状をお持ちでない場合は予防接種は受けられません。ご了承ください。


また、乳幼児健診は完全に予約制としまして、火曜日と金曜日の午後1時から3時までで行います。

また、感染症にかかりやすい乳児期や幼児期早期を過ぎると、今度はご両親にとってまた違った面でのご心配がでてくることもあるかと思います。アレルギーの事、言葉や行動の発達の問題、また身体の発育や成長に関するご心配などでお悩みのこともあるかと存じます。
健診だけでなく、このようなご心配の際も受診を頂ければ、詳細な診察をさせて頂き、ご両親様の疑問やお悩みにお答えさせて頂きます。

小児外科とは

腹痛や嘔吐を最初の症状として来院されるお子さんの中には食道から大腸までの消化管の動き(蠕動)や、そのつながり方や並び方に問題があるために外科治療が必要な病気があります(胃—食道逆流症、肥厚性幽門狭窄症、腸回転異常症、消化管軸捻症、メッケル憩室、先天性巨大結腸症など)。

また、突然の不機嫌と腹痛や嘔吐を主な症状として血便が出ることがある腸重積症は頻度が高く、急いで治療しなければ腸が腐ってしまう可能性がある乳児期に見られる重要な病気です。
年齢が進んで幼児期や学童期になると、最初は胃がむかむかして次第に右のお腹が痛くなる急性虫垂炎は皆様もよくご存じの病気だと思います。

また、生まれてから1ヶ月以上経っても黄疸が消えていかない場合には肝臓や胆道(胆汁を送る道)に大きな異常を抱えておられ、急いで手術が必要な病気もあります(胆道閉鎖症、胆道拡張症)。正常な内分泌機能(甲状腺、副腎など)を維持するために 外科治療を要するお子さんもおいでになります。
最も見かける頻度の高いそけいヘルニアはそけい部(足の付け根)に腸が脱出して膨らむ病気で約80人にひとりの頻度で発生します。ほおっておくと5%の方に嵌頓(かんとん)と言って、はまり込んだ腸が戻らなくなり、腸が腐ってしまう合併症が起きることがあるので注意を要します。
その病気の成り立ちは生まれたときには既にあるもの(先天性疾患)から生まれた後で発生してくる病気と様々なものがあります。

治療にあたっては積極的に内視鏡外科治療と呼ばれる腹腔鏡下手術、胸腔鏡下手術あるいは膀胱鏡下手術などの侵襲の少ない、こども達に優しい外科治療が現在では可能となっているものも多くなっています。
手術治療が必要な場合には私の仲間の最も信頼できる外科医をご紹介申し上げます。

小児泌尿器科とは

小児泌尿器科という診療科はあまり馴染みのない診療科名だと思います。
尿路は尿を作る腎臓から尿管、膀胱と繋がっています。腎臓で作られた尿は一方通行で尿管を通って膀胱へ運ばれ、膀胱で貯められ一杯になると尿道から排尿されます。この経路に起きる様々な病気があります。
腎臓の出口が狭かったり(腎盂尿管移行部狭窄症)、尿管の膀胱へ繋がる部分が狭かったり(膀胱尿管移行部狭窄症)する事によって、尿の通りが悪くなり腎臓内の腎盂(じんう)が膨らむ水腎症や水尿管症。

また私たちの体は一旦膀胱の中に運ばれた尿は決して尿管を通って腎臓まで逆流することは起きなくなっていますが、その機能が悪く膀胱に一旦溜まった尿が腎臓まで逆流して、腎臓に感染症(腎盂腎炎)をおこし髙い熱を出す膀胱尿管逆流症は頻度の髙い病気です(100人にひとりの頻度)。

いずれの病気もほおって擱くと腎臓の機能を失ってしまいます。これらの病気は超音波診断が大変有用です。当院では特殊な機能をもつ精度の高い超音波検査機器を備えて診断にあたります。

おちんちんや睾丸などの男性生殖器にみられる病気もあります。頻度の高い停留睾丸は陰嚢のなかに睾丸が正常に下降していない病気です。この状態を放置すると睾丸機能が低下するばかりでなく、悪性腫瘍が発生する場合も稀にみられます。
またオシッコの出口(外尿道口)がおちんちんの先端になく、おちんちんの途中や根元に開いている尿道下裂という病気も比較的頻度の高い治療の必要な病気です。

ご両親様から受ける最も多くのお悩みのご相談は排尿の問題です。夜中のおもらしだけでなく、昼間のおもらし(遺尿)の治療についても私どもは力をいれております。詳しくは下のボタンで別項をご覧ください。

“排尿の問題について”詳しくはこちら